Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

2020-01-01から1年間の記事一覧

将来どんな気持ちで2020年を思うのだろう

「密」という漢字が今年は選ばれ、 2020年も暮れようとしている。「死ぬことは怖いことではない」 と元気な頃から話していた父ももういない。 自分も歳をとって来ているんだと、 気付かされた年だった。コロナのゴタゴタで別れにも行けず、だからまだどこか…

ひっそりと来て去って欲しい年末年始

此処に来てどんどんコロナの感染者数が増加している。一時は感染者数も下降気味となり、このまま静かに終わってくれたらいいのに、という願いも虚しく増加が激しくなっているので、テレビを見ていても関係者の顔が険しくなりつつある。 「手を洗え。密を避け…

とうとう冬がやって来た

すっかり太陽がなくなった。ひたすら灰色の空が低くたれさがって、ただ底冷えだけがしんしんと感じられる。いつの間にか冬になっている。 太陽が照らないのは辛い。普段ならこの時期タイやスペインなど日光を求めて人は旅に出る。暗い中ではやっていけないか…

日にちが過ぎても過ぎても

もう11月になっている。 去年の11月にも同じことを言っていたような気がするが、今年は帰省の予定もなくコロナですっかり世界や景色が変わってしまった。 今年の初めから始まったコロナ騒動。春になれば、夏になれば。。。落ち着くまでの希望を持ちながら皆…

はたして仏様に近づくことは出来るのか

子どもの頃、祖母が私に 「だんだん歳をとってあの世が近づいて来たら、人間何にも欲しくなくなっていくんだよ。」 と言っていた。 祖母に長生きして欲しかった私は、 「おばあちゃん、もう何にも欲しくない、いらないって思ってない?」 と事あるごとに聞き…

ミリエル司教に憧れて

「燭台」という言葉を初めて見たのは、子どもの頃読んだ『ああ無情』の本の中だ。 ジャン・バルジャンがミリエル司教からもらった銀の燭台。挿し絵も素敵だった。こういうものを食事の時などに蝋燭を灯して使うなんて、昭和の時代の子どもには衝撃的だった。…

ワインが先か、料理が先か

お皿、グラス、ナイフやフォークも日本の感覚だと、1セット5が当たり前だ。 しかし北欧は(他は知らない)1セット6が当たり前。以前友達が日本に来て喜んで和食器を買いに行ったのだが、「何処に行ったらお皿6枚セットが売っているのか」と尋ねられて困った。 …

秋の小旅行 テキスタイルの里へ

鬱陶しい天気が続く。秋というより初冬の足音が聞こえる。曇って風が時折り強まる。 気温も下がって来て、うっすら暖房をつけ始めた。太陽もどんどん低くなって、お昼を過ぎないと明るい!という感じはしない。雲もどんどん灰色になって下がってくる。 また…

あい らぶ♥ゴットファーザー 移民について考えた

もうそのままタイトル通り。 私は今「ゴットファーザー」の映画が大好きだ。毎日見ても飽きないくらい。 最初、映画館で見たのは「ゴッドファーザーⅢ」。バチカンで起こる色々な陰謀。カトリック校で育った私には正直ショックだった。 そして色男、アンディ…

理由は大切

「喉が痛い風邪の時は、焼いた白ネギを布に巻いて首に巻けば良い」 「そして、ネギをたくさん刻んだ熱いお味噌汁を飲みなさい」 子どもの頃、風邪を引くと祖母からのこの教えを守っていた。調べてみると、ネギを首に巻いてもネギの風邪に有効な成分が体内に…

秋が来る

言いたくないけど、秋が来る。 コロナ騒ぎで家にも帰れず、今もいつ帰れるのかわからない。 今年の夏はコロナ騒ぎで不完全燃焼な気分だった。夏に楽しみにしてるイベントが全てキャンセル。デンマーク、ノルウェー共にスウェーデンに向けて国境閉鎖、楽しみ…

コロナ、コロナで日が暮れる

じわじわ、いや爆発的に拡大するコロナ。 得体がしれない、特効薬もワクチンもない。 死者も出てくる。 これだけ揃えば不安はどんどん拡大するし、とにかく人混みを避ける、手を洗ってマスクをしろ、と新しい病気であるのに予防法は至って古典的、それも防御…

簡単にぶらり旅行記、ドイツ編

新型肺炎がみるみる流行し始め、 暗いニュースが続いて憂鬱さは増すばかり。 いつもドイツは乗り継ぎばかりなので、一度街を歩いてみたいと思っていた。 そうしていると急にドイツに行くことになった。昨年末に夫が格安のパックを見つけ予約していたらしい。…

2020 年の始まりと帰省あれこれ

すっかりブログを遠ざかっている間、1年振りに帰省していた。 今回は6週間と結構長く滞在した。というのもこれは普段遠いところで好き勝手している放蕩娘の罪滅ぼし「偽親孝行」のためだ。 若い頃ならあちこち出かけることが楽しくて、あれもこれもここもあ…