Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

すっきり軽やかに生きたい、とずっと思っている

定期的にすっかりさっぱりしたい欲望にかられて仕方ない時がやって来る。
自分自身が重くなって動きがとれなく苦しい気分。

昔から雑誌の整理整頓特集を読むのが好きだ。読めば読むほど脳内で妄想片付けは進行する。シンプルな片付いた部屋で寛ぐ自分の姿を想像する。

しかし現実は見るも恐ろしくドアの向こうに隠したい。もしくは、全部のものを袋詰めてごっそり捨てたい気分になる。そういう時はモノだけじゃなく精神的にも鬱積しているのだ。

使わないものは何時までたっても使わない。
これは全くの事実。いつか使うかも、は永遠に来ない。

昨日から全部捨てたい衝動がやって来た。
今回は生地。可愛い柄を見るとついつい買ってずっしり重い箱が溜まって来た。
だいたいカーテンにしてもいいか、と3m程買う。しかし我が家は窓が幾つもある豪邸ではない。カーテンを掛ける窓も限られている。

「素敵!」の好みも微妙に変化する。

とにかく溜まっている箱を開封し、いるものいらないものを分別する。
麻の布巾もとにかく出てくる。
台所でお皿を拭くのは麻、と決めているので見つけると買う。でも結局使っているのは、勿体無い気がしてちょっと穴があいたのだったり。
たくさんあるのだから使わなきゃ勿体ないのだ。

どんどん大きな紙袋に不要な布を仕分け、これを後日リサイクルに持って行く。

カーテンもエコバッグもそんなに必要ではない。あるだけでいいのだ。

しかし布屋さんの布もカーテンやらテーブルクロスの売り場は年々淋しくなっている気がする。その文化がなくなって来て、売る側も好き嫌いの別れる柄物の生産を控え、売りやすい無地に力を入れている。

片付けていると、奥にしまってうっかり忘れていたものの出てくる。
今回は麻布巾に自分で刺繍してたのを忘れてた。
これも気分転換に使うことにしよう。傷んだ布巾は処分して。

買い込むのは易しいが、あとの仕事は大変だともう一度心に刻もう。f:id:kaalrabbi:20211009132535j:plain