Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

流行りものには疎いのであるが

日本の流行りもの文化には目を見張るものがある。一時朝のワイドショーで、何かが健康に効くとかダイエットに効く、というと皆殺到して瞬く間にその商品が店の棚から消えてしまい、入荷時期はわかりません、など。そういう状況があったと記憶している。

流行りものは食パン、ドーナッツ、最近はタピオカなのだろうか、タピオカもどうもこうも古いのかもしれない。昔ナタデココというものが恐ろしいほど流行って、原産国の農家は売れると信じてナタデココ畑に変えてしまった途端ブームが去って倒産した農家が多かったと聞いたことがある。

とにかく流行りの商品はすぐにスーパーでもコンビニエンスストアでも買えるようになってしまう。食品だけでなく便利グッズなどもそうだろう

とにかく流行る。

最近SNSで見かけた「マリトッツォ」。

調べてみたらイタリアの朝食に食べられるものらしい。日本のお友達は次々にあちこちで買って試している様で、すこぶる評判の良いお菓子の様だ。

何とか食べることは出来ないか、服飾品の流行りなら冷静を保って過ごす事が出来るが、恐ろしいほどの食いしん坊は食べるものは我慢出来ない。

ネットで色々とレシピを探し、比較してみる。何回も読んで手順を覚える。

お茶菓子も切れている事だし、ちょっと挑戦してみようと、あまりたくさん出来てもこのご時世、人を呼ぶこともできないのでレシピの半量を作ることにした。

材料は、粉、イースト、牛乳、卵、バター、砂糖、生クリームのみ。バターと卵が生地に入るのでふんわりと仕上がる。

普通の菓子パンとの違いは、少ないイーストでゆっくりと発酵させることだ。
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第1次発酵を終えて、2回目のベンチタイム。


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第2次発酵。

卵液を塗ってオーブンで焼く。もう少し弱めの火でもいい。少し焦げた

でもあまり下げると最初の膨れを左右するので慎重に。


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冷まして、固く泡立てた生クリームを中に詰めて出来上がり。


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さっぱりとした甘みと、軽いパン生地で見た目ほど胃もたれしない。いくらでも食べられそうだ。

日本で売っているのを食べていないので、同じ味なのかどうかわからないのが残念だが、作業は楽しかった。何回か経験すればもっと段取りよくなれるだろう。


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いただきます。夫はセムラに似てると言いながら食べていた。

私は次の階段を登りたい

いよいよ私にもやって来た。ワクチン接種予約のお知らせが。

ワクチン接種が始まって、早く順番が来ないかなと思っていたけど、いやいや私達の年代はもうちょっと先になるだろう、と待ってるような怖い様な複雑な気持ちだった。

ところが思いの外早いスピードで接種が進んで、とうとうやって来た。しかしどこの国も同じで、予約サイトは一杯で予約日時設定画面にはなかなか行けず、

「ごめんなさいね。予約が一杯であなたの場所はありません。」

悲しいような、ほっとするような(怖いので)。

 

ところがその時は急にやって来た。試しにサイトを見たら、とんとん拍子で

「今から来て下さい。キャンセルが出ました」。

 

何ということだ。全然心の準備も出来てないし、でもこれを逃すといつになるかわからない。どうせしなきゃいけないものだったら早く済ませて落ち着こう、と着の身着のままで会場に向かう。

 

日頃は閑散としてる公民館の入り口に長い行列。ワクチン接種待ちで、私も慌てて並ぶ。

前に女性がいたので、行列の最後尾を確認して、ちょっと話した。他人と話すのは何ヶ月ぶりだろうか。こんなにちょっと会話するのが楽しいなんて!

「ワクチン接種が終われば少しは良くなると信じて頑張りましょう」

と話した。

 

誘導されて会場へ。受付で

「注射の映像が非常に怖いし、私注射嫌いでナーバスになっている」と身分確認しながら話すと、

「大丈夫よ。ワクチン接種に来てくれて本当にありがとう。感謝します。」と言われた。

キャンセルによるワクチン廃棄はできるだけ避けたいようだった。

 

会場は小さく仕切りがしてあり、看護師さんと助手の人2人がそれぞれに配置されていた。ブースは5つくらい。

ワクチン会社を知らされる。私はファイザーかと思っていたのにモデルナだった

日本の情報には、利き手じゃない腕に、と書いてある。でもこちらは皆右腕だ。私は痛くなっても作業しやすいように、左腕を希望するつもりだったが、さっさと右腕側に座らされる。

「用事をするから左で」と言うと、

看護師「予防注射は右です」

私「いやいや、日本では利き手じゃない方で」

看護師「ここはスウェーデンです!」

と、ニコニコしながら押し問答。結局看護師さんに軍配。

「痛いの嫌いなんです」言ってもしょうがないけど一応言ってみる。

「楽しいこと考えて!! 夏は何するの?」

「庭で花の世話、特にゼラニウムを」と

看護師さんのゼラニウム話を聞いて、喋ってたら終わっていた。

 

接種時、針が入る時チクリとするのとワクチン液がじわっと直径5センチくらい広がる感じはあったけど、痛くはなかった。

もっと看護師さんと話したいくらいだった。

 

その後別室で15分くらい座って異常がなければ帰宅。数週間経ったらメールが来て、第2回目の日時を予約するらしい。

 

なんだか呆気なかったが、終わってみるとあと一回残っているものの、一つ階段を登れた!という明るい気分になった。

 

晩ご飯の時、夫がさっさとビールを飲んでいるので、

「もし夜中に気分が悪くなったら病院に行かなきゃいけないのに」

と文句を言うと。

「救急車呼べばいいから」

とニコニコ機嫌が良かった。

 

一夜明けて、少しだけ接種箇所に違和感がある気がする程度。今のところは大丈夫だ。

 

このワクチン接種が開始された頃、問題になったのは移民の接種率が非常に悪いということだった。特に移民の中にはそれぞれの部族があって国の法律や決まりよりも部族の首長の決定に皆が従うらしいとのことだった。首長がワクチン接種を希望しない決定をすれば、その部族はそれに従うのだろう。

 

それも理解が進んできたのか最近は移民接種率も上がってきて、本当に良かったと思っている。

 

とにかく出来る事を始めなければ、物事は進まない。今の閉塞感をなんとかして安全に少しでも近づきたい。

すっかり元通りになるのは難しいかもしれないし、また新しいウィルスが流行るかも知れないが とにかく次の段階に進みたい。

 

現在、国民の53.6%が第一回接種を終え、27.3%が第二回目接種を終えている。


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私はこの会社のワクチンを接種してます、という証明カードを貰った。

南は明るい

どうにもこうにも旅行好きの夫が、コロナに閉じ込められて何処にも行けず参って来たので、弾丸南部ツアーに出掛けて来た。

コロナ以前は年に数回デンマークに小旅行したり、ノルウェーの国境付近に遊びに行ったり、北欧内だからどこも殆ど同じ様だが、ちょっとした違いを楽しんで気分転換していた。

今回南部に行ったのは、デンマーク気分が味わえるから。デンマークのようにオレンジ色の低い建物が並んで、石畳の道も細い。

家の建て方もスウェーデンは道から少し入って玄関口があるが、デンマークはほぼ道に沿って玄関口がある。

どうでもいい、小さい事だけどちょっと異国を感じると嬉しくなる。

デンマークはどんな小さな街にもパン屋さんがあって、朝焼き立てを買いに行く人が多い。スウェーデン南部も街中で小さなパン屋さんが健在だ。


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別にショッピングを楽しむ訳でもなく、ただドライブして気に入った小さい街があれば降りて景色を見たり、教会を見たり。
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教会には子どもが楽しめる工夫がしてある。
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何か小さい白いものがレンガと黒い棒の間に挟まっている。

近づいてみると


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ネズミ!!



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教会の中にもあちこちにいる。



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昼ごはんはアウトバーンのあちこちにある休憩場所で、持って行ったお弁当を食べた。


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休憩場所にはベンチが設置されていて、お手洗いも完備。

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外でお弁当を食べるのはどれだけぶりだろうかと感慨深かった。


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空はこんなに青いのに、コロナはまだまだ終わらない。

 

疲れたけど楽しかった。何でもないことが出来ない不自由さと、病気にかかるかもしれない怖さとで精神は参ってしまうと実感する。

早く今までの元の生活に戻ってあちこち気軽に出かける事が出来るようになりたい。

 

結局スーパーに行って野菜を見て、大根を買って来た。こんな立派な大根、さすが南部だ。どうやって食べようか。
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春の日に思う

外は雨だ。せっかく咲いた桜が散ってしまうのではないかと心配だが、案外気温が下がるので花を保っている。



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5月1日に知人の訃報があった。昨年末コロナ感染による血栓で心筋梗塞を発症、その後下半身不随で療養されていたが亡くなってしまった。日本の感染者増加、医療崩壊のニュースの中での出来事でどうにもこうにも気分が落ち込んでいる。多分身体も疲れているのかもしれない。

 

思い切って映画でも見てみようと、配信を探したら 『The Queen 』 (2006,英国)を見つけた。題名からエリザベス女王の話だろうと思い、予告編を見たらダイアナ妃が交通事故で亡くなった時の王室とブレア首相などの関係一連を巡るものだった。

先日フィリップ殿下が亡くなったり、ハリー王子の王室離脱やらで興味があったので見ることにした。

1997年の8月の終わり、私はスウェーデンにいてダイアナ妃がパリで大きな交通事故にあったというニュースをテレビで見た。ヨーロッパ内でニュースを見たり聞いたりすると、時差がない分生々しい感じがした。その後亡くなって、国民が花を宮殿に手向ける映像も心に残った。そしてその裏では、こういう人間模様や裏があったのかと思ったのが映画の感想だ。うまくネタバレせず解説する自信はないので、いつもの如く内容には触れない。

当たり前の事なのだが、俳優さん達の役作りの上手い事には感心する。エリザベス女王もフィリップ殿下もブレア首相も、まだ健在で実在する人物を演じるのは難しいだろうと思うのだ。似せ過ぎてもただのそっくりさんになってしまうし、俳優の個性を生かせば実在する人物の良さがなくなってしまうし。しかし最初はちょっと違和感があったのだが、映画が進むにつれ 本当のエリザベス女王だったし、ブレア首相だった。まさかバッキンガム宮殿やその他本物の宮殿をロケ地に借りはしていないだろうが、宮殿の中ではこの様に生活されているのだろうかと思うのは楽しかった。

女王が「お茶にしましょう」と部屋の隅にあるワゴンに行くと、紅茶ポットやら幾種類かのケーキが置いてあり、目が釘付けになってしまった。紅茶をしっかりポットで淹れるとは優雅だ、と改めて思ったり。

 

ここからは私の個人的邪推だが、メーガンさんはきっと現代のダイアナ妃になるつもりではなかったのか。あのインタビューも見たけれどそう感じた。王室の掟破りをする事で新しい風を入れてやろうと思っていたのかもしれない。ダイアナ妃も王室の古い風習に反抗していたところがあったと思う。しかし彼女の夫はチャールズで、ずっとカミラ夫人と不倫をしていた背景がある。愛されていないのに耐えながら王室にいた彼女。一方メーガンは理解ある旦那ハリーが一緒に王室離脱までしてアメリカに渡ってくれるような環境だ。そんな恵まれた環境では可哀想だったダイアナ妃の様なカリスマ性は到底持てないと思う。そしてハリーは次男坊で、長男ウィリアム王子は新しいことと古いことを上手く調和させてしっかり家庭を仕切る妻キャサリン妃と可愛い子ども達に囲まれている。英国国民も不満はないだろう。

メーガンがいくら可哀そうな私を演じてもなかなか難しいのでは、と野次馬根性丸出しで思っている。ディズニーのプリンセスとガチガチの風習や因習に固められた本物の王室とは残念ながら異なる。産まれて来る赤ちゃんの性別をインタビューで明らかにした時に、あ~あと溜息が出た。

 

映画の話から随分脱線してしまった。

ロンドンオリンピックの開会式でジェームス・ボンドと共演したエリザベス女王、世界中の皆に英国を好きになってもらえるように、非常に大きなコマーシャル活動をされたのだなと、映画を観て納得した。あのフィルムと演出は本当に粋でカッコよかった!

 

またロンドンに行きたくなった。


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どこぞの誰かはオリンピックの仮装でこの格好だったなぁと情けなく思い出す。こんな状況でもまだ中止出来ない不思議なものだ。

 

 

 

 

 

 

パンは生き物

北欧の建物は冬を基準に作られている。つまり寒さ対策に力を入れている。屋内はセントラルヒーティングで日本の様に各部屋毎に暖めるのではなく、建物全体がほんわかと暖かい。窓も2重、3重構造で暖かさを貯めて逃さない。

これは非常にパンを焼くのには良い環境だ。上手く利用してパンを焼く。冬でも発酵の温度を気にしなくて良いのだ。ずっと一定の温度を室内は保っている。晩にちょっぴりのイーストで生地を仕込めば翌朝には発酵している。

 

1度酵母のパンを真面目に焼きたかった。結婚当初、アパート住まいだったが冬でも温度管理が楽なので挑戦したことがある。結果についてあまり記憶がない。多分ただ普通に出来ただけだったのかもしれない。それから随分と遠ざかっていた。

酵母ではない、普通のイーストを使ったパンは一週間に何回かは焼いている。朝食はほとんど毎日オープンサンドを食べているので、主食の白米を炊くというのと変わらない。

酵母パン、ちょっと敷居が高いと思っていたのはなぜだろう。作る途中で発酵が上手くいかず腐ってしまったら嫌だなとかマイナス面ばかり考えて躊躇していた気がする。もし失敗しても、ちょっとの粉と水だけが駄目になるだけだし、それもコンポストに混ぜてしまえば無駄にはなるまい。せっかくだし、パンのヴァリエーションも増やしたいので、気温も暖かくなって来たことにも背中を押してもらってまたやってみることにした。

 

用意するのは蓋付きのガラス保存瓶。以前小さい瓶で作ったら発酵して溢れた記憶があったので、ちょっと大きめを用意した。粉、人肌程度の水とも1dlずつ。これらを瓶に入れてよくかき交ぜておしまい。もしあればリンゴを擦ったものを少し入れてもいい。発酵を助けるので。瓶の蓋を半開きにする人もいるが、私は雑菌が入ったら嫌なのでキッチンペーパーを被せ、輪ゴムで止めた。紙で蓋をしても酵母は呼吸出来るので。

これを窓際の暖房の上の棚の上に置いておくと、ぶくぶく発酵が始まってくる。2日目、3日目と日に1度ただ綺麗にかき混ぜる。

4日目、粉、水とも1dl を加えよくかきまぜる。この時ちょっと酵母が緩いかなと思ってもちゃんと機能してまたぶくぶく始まってくる。ようやく5日目。酵母完成。パンを焼くのに使用出来る。

 

しかし、これはイーストの役割を果たしてくれるとはいえ、イーストと同じやり方では使えない。

出来た酵母をボウルに1dl とり、そこに粉、人肌の水1dl ずつを加えて良く混ぜる。また台所に放置して8 時間待つ。これは寝る前にしておけば良い。朝からまた始められる。相変わらず酵母はぶくぶく言い始める。生きている証拠だ。さらに粉と人肌の水を先と同量加えてよく混ぜる。5時間放置。ここでもう13時間が経過している。

 

これでようやく下準備が完成。これをパン捏ね機のボウルに入れて、粉13dl 、水5dl、塩少々入れて5分捏ねる。捏ね終わったら1時間布巾をかけて休ませる。休んだ生地をまた少し捏ねて約1時間さらに休ませる。

 

ここでオーブンに火を入れる。250度に予熱しておく。

休ませた生地、2つに分けてパンらしい形に丸めてオーブン皿の上に置き布巾をかけてまた40分休ませる。そしてようやくオーブンの中にパンを投入。10分焼いて、その後220度に温度を下げて30分焼く。


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長い道のりだった。ここでようやく出来上がり。どっしりと重い。全肯定、5日プラス約17時間。本当に長い道のりだった。

 

そして朝ご飯に食べてみた。ブルーチーズがあったので、それをのせてジャムを塗って。


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イースト菌のパンと比べて発酵時間が非常に長いために、パンのなかに気泡が出来る。外はパリっと、中はもっちり。腹持ちもきっと良いだろう。

 

しばらく酵母さんとの距離を縮めるべく酵母パンを焼いて行くと思うが、時間配分を上手くしていこう。

 

パンパン、パンパカパンパンパーン🥖

毎朝炊飯器でご飯を炊くように

パンが切れたらパンを焼く生活が続く。

越してきた当初は市販のパンをスーパーで買って食べていた。色々種類があるからそれはそれなりに楽しかった。

朝ごはんには食パンの様なものもあるが、大概焼かずにバターを塗って、チーズかハムをのせて食べる。

ある日パンの袋の原材料、を見て天然酵母パンの表示がでかでかと書かれているのに、その天然酵母の内容量は微々たるものであることに気付いた。その当時。見ていたTV番組でパンではなく、ヴァニラアイスについてだったが

「ヴァニラアイスは、家庭で作れば生クリーム、砂糖、卵だけでできますが、既製品パックにはたくさんの原材料が書かれています」とレポーターが喋っていた。本当に裏にはありとあらゆる材料、安定剤やら色素など。

パンも同じだと思った。

日本で毎日食べる米の場合、米と水で炊き上がる。他のものは入らない。しかし、毎日この既製品のパン を食べればどれだけのものが身体に入るのだろうかと怖くなった。

酵母も手作りにすればいいのだろうが、手軽さを優先して生イーストか乾燥イーストを使っているが、パンは自作しか食べなくなった。

普通に売られている小麦粉は グルテンの量が日本でいう中力粉となる。特に強力粉を買わずとも良いのでちょっと敷居は低い。

イーストはこういうパックで売られている。
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標準的なパンを焼く時、

粉 13dl、人肌の水 5dl、イースト一袋。

最低これだけでパンは焼ける。発酵時間は30分を2回。

ヴァリエーションとして、粉の1部を全粒粉、ライ麦等に変更出来るし、ひまわりの種、乾燥レーズンなどもいれても良い。水も牛乳や前日沸かして余ったコーヒーでもいい。

以前は朝早く起きてこれを一から作っていた。しかしある日、もっと簡単なレシピを発見。半信半疑で始めたら、もうこればかり。なぜなら全く手がかからない。捏ねずしてパンが焼ける。

イースト数グラム、粉と水だけ。ボウルに入れてへらでかき混ぜ、ラップをして室温に放っておく。

朝になったら一次発酵は終わっているので、成形して二次発酵。あとは焼くだけ。

これを知ってしまうとあとに戻れず、米を炊くようにパンを焼く日々。

熱々にバターをつけるだけで 幾らでも食べられる。色々と配合を変えてみたり、粉の種類で遊んでみたり。

これからもずっと焼き続けていくだろうと思っている。
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キャベツは冬野菜の王様

我が家は変わっていると思う。

冬の間、トマトやきゅうりは生でよっぽどのことがない限り買わない。なぜなら、大きなビニールハウスでたくさんの電気を使って温めて、明るくしてオランダやスペインから大型トラックで運ばれて来るからだ。

輸入品はなるべく買わずに、近くで出来るもの、もしくは国産品を買おうと決めている。これがどれだけ役に立つかわからないが、安い輸入品を買うことで国内の農家の経営悪化を防ぎたい、そして余分な運送によって発生する二酸化炭素を減らしたいと思うからだ。微々たるものだろうとはわかっている。ささやかな抵抗だ。

近くで栽培されている野菜は、なにより新しい。そして美味しい。

冬の間、そんな野菜を使ってよく食べるのはキャベツ類だ。最初、日本のキャベツとは様子が異なり、非常にしっかりと巻いているため固くて重いのにびっくりした。しかし寒い時期の重要なビタミンC 摂取には非常に良いものなので、積極的に料理に使うようにしている。

1番簡単なのはサラダのベースにも使うこと。以前はマメにフードプロセッサーで千切りにしていたが、今は多少荒くなるが包丁を使っている。千切りにしたキャベツに塩を振って、蓋をして重しをして水分を出す。しばらく置くとかさが減ってしんなりとする。これがサラダのベースになる。これを焼いた肉の付き合わせにしても十分美味しい。シャキシャキいくらでも食べられる。

次にワインビネガーに蜂蜜を溶かし、それをサラダのベースのキャベツとあえても良い。

あと薄く銀杏切りしたリンゴや干しぶどうを入れたり、刻んだクルミも好みで。

マヨネーズであえればコールスローになるし。千切りキャベツの可能性は無限だ。

サラダ以外によくするのは、コールプッディングいわゆるキャベツのグラタンだ。

これはスウェーデンの家庭料理の定番だ。キャベツ一玉でも千切りにして、炒めてしんなりさせる。美味しそうなカラメル色が付く感じで。塩、胡椒で味を整える。

豚挽き肉500gに卵一個、つなぎのカラクリ粉を少し入れて粘りが出るまで混ぜる。この時炒めたみじん切り玉ねぎを入れればもっと美味しい。

炒めたキャベツの半分をグラタン皿大の底に敷いて、挽き肉類、最後に残り半分のキャベツを被せて、お湯にブイヨンを溶かしたものをかけて180度のオーブンに入れる。だいたい50分くらい。途中上が焦げてきたらアルミホイルで蓋をして焼く。

茹でたじゃがいも、ブラウンソース(ホワイトソースに醤油を加えて味を整えたもの)をかけて食べる。

寒い冬には美味しいし オーブンに入れっぱなし料理なので、作りながら他の作業も出来る。
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あと簡単キャベツ料理として、コールソッパ キャベツのスープがある。キャベツの千切りを残っているミートボールでもベーコンでもそれらと一緒に煮てスープにする。

キャベツは旬だと大体1kgあたり100円から200円くらいで買える財布にも優しい野菜だ。キャベツを料理する時忘れてはいけない調味料は、タイムとクミンシード。これらどちらかを加えるだけで香りと風味がよくなるのだ。

 

まだキャベツ料理は尽きないけれど、簡単にきっと日本でも試せるだろうと思うものをまとめてみた。