Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

反戦って大切だと思う

普段はあまり片付けをしない夫が
本気を出して色々整理している。
自室に色々とお宝があったと嬉しそうに
話してくれる。

お宝の一つが写真の山だ。
夫父が亡くなった時に色々ともらって来たのだそうだ。

まあ昔の外国の写真は日本のそれとは異なっている。海外の人が日本の昔の写真を見て、着物を着ていたり、純和風住宅を興味深いと思うのと同様だ。

今でこそ、欧米もアジアもあまり相違なく文化が混ざり合っているが、ネット社会より遥かに昔は、「ザ・ヨーロッパ」の雰囲気が漂っている。

服装がごく普通の服でもおしゃれに見えるしモダンなのだ。

一番古い写真は20世紀初頭の家族の集合写真。
数世代前のものだが、モノクロで昔を舞台にした映画の中に出てきそうな感じ。
服装も改まっていて、写真を撮ることが今の様に日常的なものでなく、特別な日に撮ったのだろうと想像出来る。

こんな古いものがずっと保存されている、というか保存出来る環境にあったのだ。

戦争がなかった。
戦争がなければ建物でも写真でも、陶器でも、布製品でも特別じゃない普通の家庭のものが残されている。

日本も戦争を体験して色々なものを失い、今現在でも世界各地の紛争は文化と生活を破壊し続けている。

今流行りのエコロジーも、古いものを使いまわせば随分効果があるだろう。

反戦って大切、と言葉は非常に簡素だが、人の命を守るためにもこれからの世界にとって心に留めておくべきことだと思う。

戦争は回避出来ても私達には回避出来ない天災がある。天災の破壊力も恐ろしい。

戦争がないって素晴らしいことだと思う。

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季節はすっかり秋になった。