Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

心ゆくまで鍋三昧

可愛い鍋や使い良さそうな鍋を見るとついつい買ってしまう。

鍋を見ると料理欲が掻き立てられてというと、何を格好をつけてと思われそうだが。

いろいろな鍋を見ると、これは煮込みやすそうだとか、調理だけでなくテーブルで盛り付けに使っても映えるのではないか、など考える時が楽しい。

実家住まいの時は、台所の権限は両親にあったから、私は洋食担当日と製菓部活動の時に台所を使っていた。だから鍋を買うのも、置き場所、鍋の劣化具合により購入は決定され、可愛いからちょっと買っちゃった、は難しいことだった。

ある日母がちょっと小振りの琺瑯鍋が欲しいと言うので、喜んで月兎印の赤い琺瑯鍋を買ってとても嬉しかったことを思い出す。

結婚して所帯を持ち、私自身が台所の権限を持つことになった。しかし日本の台所とはやはり勝手の違うことも多く、オーブンやコンロも慣れるまでは苦戦した。

そんな中で一緒に頑張ってくれている仲間を少し紹介したい。

1. LE CREUSET 鉄両手鍋  22㎝

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LE CREUSETで鉄鍋というのにまずびっくりした。琺瑯鍋が有名だと思っていたからだ。もともと夫の妹が持っていたらしいのだが、思いっきりサビつかせてどうしようもなくなり、夫母の所に持ち込んだらしい。夫母もどうしたものかと思っていたところ、夫が持って帰って綺麗にサビを取って、油を塗って生き返らせたらしい。その後夫母が使っていたのだが、私が欲しそうにしていたのでもらってきた。鉄製なので重いが、煮物には抜群だし オーブンにも入れられる、天ぷらも出来るで、ほぼ毎日働いてもらっている。

 

2. Nils Johan HOLLYWOOD 18 ㎝ 1.5l 1950 /60年代

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これも夫母からの貰い物。これもほとんど毎日、ソースを作ったり、野菜をちょっとゆがいたりする時に使っている。

Nils Johan (ニルス ヨーハン)は1888年から1981 年まで存続したスウェーデンの家庭用品を製造していた会社で、いろいろなデザイナーもその製造に関わっていた。機能性、デザイン性も優れているとして知られている。以前から古いものには興味があったし、憧れのNils Johan も有難く頂いた。夫母は古い鍋に飽き飽きしていたらしい。新しい鍋をプレゼントしたら非常に喜ばれた。需要と供給が合致してよかった。

 

3. Norway POLARIS 社 両手鍋 26㎝

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外側は琺瑯、中はステンレス。今年やって来た鍋。ジャムづくりに活躍してくれた。大きいので 、ちょっと容量のあるものもゆとりを持って調理出来るので便利。パスタを茹でる時に大活躍している。

 

4. Arabia 片手鍋 17㎝  1960 /70 年代

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アラビアは陶器で有名だけど、グラス部門、琺瑯部門もあった。その琺瑯部門の片手鍋。夫がもともと持っていたアラビアのお皿のセットと同じ模様で嬉しくなって買い求めた。茹でたじゃがいもを盛り付けて、テーブルにそのまま出したらおしゃれだよ、というのは夫談。

 

5. Arabia 両手鍋  21㎝ 1960 /70 年代

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Arabia 好きとしてはどうしても欲しかったので買ってしまった。2人分から4人分くらいのスープに丁度いい。これもそのままテーブルに出してもいいデザイン。

 

6. 雪平鍋 20cm 

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大阪の道具屋筋からやって来た。ちょっと菜っ葉を茹でたり、親子丼を作る時に大活躍。この雪平鍋には、醤油、みりん、酒、だしが合う。

 

以上がとりあえずの鍋のラインナップ。まだ台所の棚には紹介してほしいという鍋達が控えているので、いつか続篇も書いてみたい。でもこの6つの鍋だけでも充分生活できるはずなのに、鍋欲は止まらないから厄介だ。