Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

明るくしよう、こんにちは秋

10月になって、どんどん景気良く日が短くなっていく。春にはみるみる日が延びて気分が上がったのだから、その逆も自然の摂理で致し方ないのだ。

最近の午後1時の気分は、夕方の5時の気分。太陽の傾き、光の弱まり具合で体内時計がそう察知するのだろう。

1日を損した気分になる。明るくて暖かいと外で働ける、花や野菜の世話をしたり、晩ご飯も外で肉も焼ける。午後8時からだって余裕で芝刈り出来るなんて素晴らしい。

夏場はアルコール消費量が増えると聞いて、納得する。夏休み、外で庭仕事したり、ペンキ塗ったり、そんな後に飲むビールは最高!

バーベキューとワインもたまらない。ロゼワインは本当に美味しい。                                 

ついつい夏の楽しさばかりに気持ちはいくのだが、ここで気を取り直さなければ 今日も着実に日は短くなる。

Ikea に行けば蝋燭は結構な種類と数、蝋燭関係のインテリア用品の占める割合は多いし、スーパーですら蝋燭関係の売り場がある。最初は どうしてこんなにあるんだろうと思っていた。

今はよくわかる。夫の母が健在だった時、彼女はいつでも小さい蝋燭(ティーキャンドルっていうのか)をリビングのテーブルに灯していたし、夕食をよばれる時の食卓にいつも蝋燭が灯っていた。

蝋燭を灯すことで外は暗いけど、部屋の中がぽっと明るくなって温かい気分になれる。

蝋燭の光がないとなんだかもの足りない。蝋燭の光がこんなにありがたいものかなんて、きっと住んでいなければわからなかっただろう。たかが蝋燭 されど蝋燭。

今の楽しみはいろいろな燭台を集める事。真鍮の古いものが好きだ。蝋燭はステアリン100%が灯った感じが良い。1本だけ灯すのもまとめていろいろな高さのものをごちゃごちゃ混ぜて灯すのも良い。

心に余裕も生まれるし、気持ちも温かくなる。暗くなると文句ばかり言わないで、秋の夜長を楽しんでいこう。


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こんな簡単なキャンドルホルダーででも、灯しただけで本当にホッとする。