Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

血が騒いだひととき

「冬物一気にセール価格から半額ですよ」

「あなただけに70%お引きします、今日だけ」

 

コロナの影響もあって、服飾店からしょっ中メールが入ってくる。今年は売れなくて大変らしい。ただでさえそんな洋服を買いに行くこともないし、店に入る時は流行チェックのみで財布の紐は締めたまま。さっさと出てくる。

 

そんな私が1年で一番張り切るセールが、

BOKREA 、本のセールだ。これは国を挙げての年間行事の一つであり、1920年代終わりに始まったという歴史的行事でもある。一時はその売り上げがクリスマス商戦より上回ったというくらい、皆心待ちにしている。

2週間くらい前くらいからカタログが配られ、どの本を買おうか財布と相談しながら書き出していく。

今年はいろいろ様変わりで、国は店に出向かずネットで購入することを推奨。それに乗っ取ってネットでの注文も無事に済ませた。数日で届くらしい。

小さい本屋さんは店に入れる人数が限られるので、事前に予約制にして密を防ぐようだった。何と言っても初日のみ朝7時に開店する。普段なら店の外に行列が出来るほど。

今年は店に行かない。そう決めてネット注文までしたのに、朝になるとそわそわする。

きっとあそこの本屋さんは人が少ないはず、もし多ければ中に入らず帰って来よう。

本屋さんの側のスーパーもチラシを見たら、食べたかった鮭が特価ではないか。鮭を買いに行こう!

そう思って行った本屋さんは、テープが張ってあったり、消毒薬が入り口に置かれていたり。しかしお客さんは3人だった。夕べからチェックしていた本を無事さっさと購入して帰宅。

大満足だ。

早くコロナの切りがついたら 本屋さんのはしごも思いっきり出来るのに。

 

買った本は色々。

一番読みたいのはレットランドの著者の本。ソビエト下のレットランドが舞台らしい。

料理本も買ったし、美味しいものも作って食べて、読書して。

しばらくは生活が楽しめそうだ。

本日の戦利品。
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本屋さんも商売上手。レジ横にこんな可愛い柄のエコバッグがあれば、シジュウカラに惹かれて買ってしまう。
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鮭もちゃんと買って来た。


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