Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

自立って何だろう?

今月の離婚率、同居解消率が半端ないらしい。テレビでも特集があるくらい。

結婚、離婚の概念はこの地と日本では同じものとは思えない。家族観の違いが大いに関係しているのだろう。

私にとって同棲も結婚も重みがあるものだ。幸せになれば親兄弟も喜ぶだろうし、不幸になれば悲しむだろう。そうなれば、自分だけでなく、やっぱり周りのことも考える。

親兄弟に迷惑や心配はかけたくない。

これは私だけではなく、一般的な考えだと思う。

こういった考え方がこの地には少ない気がする。結婚も事後報告、「この人どう思う?」と人に意見が求めることなく自分で決める。自分が正しいと思うことが正しい。人は自分ではないので意見を聞くのは無駄、と思っている人(悲しいことに女性が多い)が多い気がする。

例えば、離婚する時、親に申し訳ないなと思う率は日本では高いのではないか。

申し訳ないとか、恥ずかしいとか考えずに、自分の意見が一番正しいとか、それが自立であると考えるのは、私はちょっと間違っていると思う。家族は楽しい時もあるが、厄介だと思う事もある。でもやっぱり自分とは繋がっているもの。いい時もあれば悪い時もある。

軽くあっさりゴミを捨てるみたいに離婚していくこの地の周りの人をみて、自立も大切だし、助け合うことも考えてみればいいのにと思った。

夫に尋ねると「何でも話し合えることと、家で美味しい食事を一緒にしていれば多少のことは乗り越えられる」らしい。