Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

楽しみながら環境運動

小さな女の子が黙々と一人でストライキを始め国連で環境について大人を叱り飛ばして、遂にはトランプ、プーチンまで巻き込んで世界的な大きなニュースをつくった。

意地悪な大人達は彼女の揚げ足をとったり、馬鹿にしたり、あら探しばかりしていた。

彼女の行動によって環境に関心を持った人や目を向けた人がいるならば、彼女の行動は無駄ではなかったのではないかと思う。

環境のために、とか二酸化炭素をなるべく排出しないために、と取り立てて特別考えているわけではないけれど、何を自分がしているのかちょっと考えてみようと思う。

1)ゴミの分別

ゴミ収集車が来るのは2週間に1度。一軒に出せる量は決まっていて指定のゴミコンテナが各家庭にありそれに入れておくと収集車が集めて行く。その他のゴミは各町毎にゴミステーションがあって、ガラス(色つき・透明)、メタル、古新聞、紙類、プラスチックのパックなど。それぞれに分かれている。週末は一週間のゴミをみんなまとめて捨てに行く場所。(普通の日でももちろん捨てられます)。

夫がある日、コンポストというものを買って来て庭の隅に設置した。じゃがいもの皮、野菜クズ、コーヒーのカス、卵の殻などをどんどん入れて、古い土とかもどんどん入れて、ミミズを発見したらコンポストの中に放り込んでたまに混ぜると、良い土が出来上がる。今年の春には花や木を植え付ける時、本当にこの土が重宝した。そして土を利用したあと秋になってまたその土をコンポストに入れておくと、来年に春には良い土が出来上がっている。我が家の生ゴミは殆ど捨てずに再利用している。

2)水

基本的なことだが流しっぱなしはしない。米の研ぎ汁、野菜を洗った水は捨てずに流しの横に置いたポットに入れて植木鉢の水やりに使う。洗濯物は種類に応じて分類し、ある程度の量がたまったらまとめて洗う。

外ではトユの下に大きな水瓶を置いて、庭にまく用の雨水を溜める。

3)買い物袋

エコバッグは必ず持ち歩く。忘れると本当にに損な気がして悲しい。大きな紙袋やプラスチックの袋も店のレジでは買える。でも紙袋は100円、ビニール袋は80円。結構高い。デンマークではエコバッグを忘れてレジで袋を買う人には少なからず冷たい視線が送られている様な気がする。ここスウェーデンでも以前はエコバッグが浸透していたはずなのに、最近は皆どんどんレジで袋を買っていく。ここがちょっとわからない。

エコバッグはそれぞれのスーパーがオリジナルを売り出していて、それを買い集めるのも楽しいし、いいお土産になるとも思う。

4) 近くのもの・旬のものを買う

特に野菜は飛行機や大型トラックではるばる運ばれたものではなくて、近所の地域で作られてるものを買う。小さな農家がじゃがいもや根菜、卵を売ってくれるので助かる。こちらの人は真冬でもレタス、トマト、きゅうりを食べたがる。しかしそれはオランダやスペインの大きなビニールハウスで作られたものだし、季節が異なるもので味もよくない。冬の間はそれらを買うのを控えて、根菜やキャベツにシフトする。トマトは缶詰、干しトマトがあるし、ケールや赤ビーツで充分ビタミンや栄養はとれると思っている。旬のものは安いし美味しい。きゅうりはせっせとピクルスを作る。そして冬に消費する。

あと夏の間は野菜やベリーは自分で植えて収穫する。運送料も手間も全くない。

とただだらだらと書き並べてみたが、これらの小さなことがどれくらい役に立っているのかはわからない。でも何も心がけないよりはましであろうと信じて、コンポストにゴミを捨てにいく。

 

グレタちゃんに叱られないためにも恥ずかしい大人にならないように。




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愛用してるエコバッグ。