Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

Hygge は何処へ

夏に未練がないわけではない。

むしろ未練たらたらだ。

 

もっと外の仕事がしたかった。

花ももっと咲かせたかったし、

バーベキューももっとしたかった。

ビールやロゼワインが美味しく飲める天気がもっと欲しかった。。。。

 

天気が今ひとつだったことで、こんなに不完全燃焼感満載になるなんて信じられないかも知れない。

しかし、冬は日がほとんど照らない。

寒くて灰色で雪と氷の世界。

暗くて本当に悲しくなるし、ひたすら春が来るのを待ち詫びる。

そんな状況の中で暮らしていると、

本当に心から太陽が恋しいのだ。

 

しかし秋が来るのは仕方ない。そして冬になる。文句ばかり言っていても前には進めない。

そんな時の知恵だ。暗い時期を楽しむために(暗い時期だけではないけど) 今こそHygge を楽しむべきなのだ。

 

Hygge を実現するためのものは何か。

基本的に居心地の良い空間。

暖炉の火がパチパチ音を立て、間接照明や蝋燭の灯り。

プラスチックやメタルではなく、木や陶器など自然なもの。スマホではなく紙の本。

ふわふわもふもふ柔らかいもの、ひざ掛けや手編みの靴下など。

気に入ったマットやクッションなどに囲まれる。そして大きなカップで紅茶を飲む。

そしてそれらは、店で買って来た新品を並べて終わり、なのでは決してない。

おばあさんやおじいさん、お母さんやお父さんなどのお下がりのリサイクル品、またリサイクルショップで探したものを使う。

それは味もあって環境にも優しい。

 

なんだか想像しただけでも、温かみがあり

リラックスした気分になれる。

 

そういう空間、部屋が欲しい。

 

現実は夏の外仕事のおかげで、家の中はおろそかになり、秋を感じて慌てて家の中の作業を始めた為、いろいろなものがあちこちに移動。そして借り置きされているものとやむなく同席させられている状態。

 

本格的に秋が到来するまでに、Hygge への準備を終え、ぬくぬくした部屋でインテリア雑誌のモデルさんのように クッションやおしゃれな膝掛けに囲まれながらリラックスしたいものだ。

しかし道のりは遠い。。。。



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今年はブラックベリーも水っぽかった。
太陽って大切。気候がいいと甘くてとても美味しいのに。