Mitt lilla kök

北の果て,極少の台所から

だから私は料理を作る

ー美味しいご飯は、人を幸せにするー
私が信じている言葉。

子供の頃、いたずらをして叱られても、
家族で食卓を囲んでご飯を食べれば、
叱られたことなんかすっかり忘れて、
ゲラゲラ笑って過ごせたし、

学校で辛いことがあっても、
お弁当を開けば、辛いことも吹っ飛んだ。

田舎の祖母を訪ねれば、
心尽くしのご馳走で暖かく迎えてもらったし。

ご飯はただ栄養のために食べるのではない。
作り手の愛情や思いを体と心に入れて、
暖かい気持ちになったり、嬉しく、安心した気分になれる作用があると思う。

ブログやSNS などネット上に食べ物の画像は山のように見つかる。
しかし豪華なレストランやホテルの高価な食べ物にあまり私の目はとまらない。

それよりも、お母さんが一生懸命毎日作るお弁当の画像や、ごく普通の晩御飯などの画像は熱心に見てしまう。
お弁当の影のお母さんの気持ち、
働いていそいで帰って来て、
家族の胃袋を満たすために、慌ただしくも考えながら作られた晩御飯。

楽しい会話が聞こえてきそうで、
見ているこちらも幸せになれる。

ー美味しいご飯は、人を幸せにするー
私も誰かを幸せにしたい。

そう思いながら、今日も私は料理を作る。